2020年08月25日

「 消毒、除菌 」

新型コロナウイルスで除菌、消毒がいたるところで行われています。
正しい除菌、消毒が出来ていますか。
                   
 「 住まいの消毒・除菌は正しい方法で 」    

■『溶かす』性質にご用心


アルコール成分を含む消毒液は、有機溶剤に分類されます。

有機溶剤には、他の物質を溶かす性質があります。

そのため、有機溶剤による消毒・除菌が原因で、

住まいの塗装が剥げたり、樹脂を傷めることがあります。

また、成分が溶けて変色したり、強度が低下する恐れもあります。


有機溶剤での消毒・除菌を行う際は、

・塗装面など、劣化の恐れがある場所に使用しない

・大量に使用せず、必要最小限の量にする

・使用後は、できるだけ短時間に水拭きする

などの配慮が欠かせません。



■日常的な使用は控えましょう


家族全員が使用するトイレは、

特に念入りに除菌したくなる場所ですよね。

しかしTOTOは、

「予防を目的として次亜塩素酸系消毒液を日常的に用いると

衛生陶器の変色や割れが懸念される」としています。

また、厚生労働省は、「陶器部の使用は可能だが、

タンク内部・周辺部品に劣化や腐食が発生する可能性がある」

としています。


掃除は毎日でも大丈夫ですが、

次亜塩素酸系消毒液を毎日使用するのは控えた方が良さそうです。



■目的に合ったものを正しく使う


厚生労働省は、消毒剤や除菌剤を購入する際に、最低でも

・使用方法

・有効成分

・濃度

・使用期限

の4項目はチェックするよう呼びかけています。


容器に記された小さな文字をチェックするのは大変かもしれませんが、

使用上の注意をしっかり読んで被害を防ぎましょう。


■空気中の除菌は、噴霧より換気


世界保健機関(WHO)は、

新型コロナウイルスに対する消毒に関する見解の中で、

「室内空間で日常的に物品等の表面に対する消毒剤の(空間)噴霧や

燻蒸をすることは推奨されない」

「屋外であっても、人の健康に有害となり得る」

としています。


家族の健康のためにも、住まいの劣化防止のためにも、

噴霧や燻蒸は控えるようにしましょう。

特に、人がいる空間への次亜塩素酸ナトリウム水溶液の噴霧は危険です。

絶対に行わないようにしましょう。
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先日の日曜日の伏見稲荷神社です。
いつもは大勢の外国人で賑わっていますが閑散としていました。
posted by まさき at 17:05| 日記

2020年08月12日

子どもが関連する台所用品の事故。


梅雨が明け、夏本番がやってきました。

カラッと晴れるのは嬉しいのですが、

マスクに籠る熱がつらい今日この頃です。


さて、NITEは、

家族そろって料理する『おうちごはん』に関する

注意喚起を行っています。


子どもが関連する台所用品の事故のうち、

子どもの行動が関連して事故が発生する場合が多いのですが、

子どもだけの時だけでなく、

大人が一緒にいても目を離した隙に事故が発生しているんです。

                    
 「 台所用品の使い方を教え、事故を防ぎましょう。 」    

■NITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)に報告された事例


・親が目を離した隙に子どもが一人で「ハンドブレンダー」を操作したため、

 刃に触れていた指を負傷した。


・「電子レンジ」の扉を開いたままにしていたところ、

 目を離した隙に子どもが扉をつかんだため、電子レンジが落下し負傷した。


・子どもがガスこんろで調理中、接近しすぎていたため着衣に着火し、

 やけどを負った。



■事故を防ぐポイント


・保護者が製品の正しい使い方、危険性を認識する。

・一緒に料理する際は、子どもから目を離さないように注意する。

・刃物や火を扱う際の危険性について、子どもと一緒に確認する。



■お子さんと一緒に確認しましょう


取り扱い説明書の『安全上の注意』には、

・延長コードを使わない

・濡れた手でプラグや操作部を触らない

・その場を離れる時は電源プラグを抜く

・子どもや取扱いに不慣れな方だけで使わない

・幼児の手が届くところでは使用しない

などの『警告』や『指示』が事細かく記載されています。


日常的にキッチンに立つ人は、用心するのが習慣になっている分、

「言わなくてもわかっているだろう」

と注意喚起を忘れることがあります。

しかし、刃物や火、電気や水を扱うキッチンは、

子どもにとって想像以上に危険な場所です。


ということで、まずはお子さんの使用頻度が高い台所用品から

取扱説明書を一緒にチェックしてみましょう。

もしかしたら,夏休みの自由研究のヒントになるかもしれませんよ。




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【編集後記】


■危険を予測し、回避する能力を育てるために


『青信号を確認して横断歩道を渡っていたのに車にはねられた』

という子どもの事故が多発しているとか。


家庭内の事故もそうですが、

「正しい行動をしているから安全だ」

「今まで大丈夫だったのだから、これからも大丈夫だ」

という思い込みは危険です。


危険を回避するには、危険を予測する能力の向上が欠かせません。

キッチン周りに潜む危険について伝えることは、

その能力を育てるのに役立つのではないでしょうか。
posted by まさき at 17:59| 日記

2020年07月29日

シロアリ防除。

【 シロアリ対策薬剤の長所と短所 】


こんにちは。


木造住宅の耐久性を脅かす天敵といえば『シロアリ』。

築年数が長くなるほど、そのリスクは増します。

その被害を防ぐために使われる薬剤が、合成殺虫剤やホウ酸です。

と言っても、その違いは良くわかりませんよね。


そこで今日は、それぞれの長所と短所についてお話しします。


合成殺虫剤の長所は、殺虫効果が高いことです。

短所は、その効果が3〜5年しか続かず、定期的なケアが欠かせないことです。

揮発性で、人体の健康を脅かすこともわかっています。

そのため、高気密高断熱の住宅には不向きです。


一方、ホウ酸の長所は年数を経ても効果が衰えないことです。

自然界に存在する物質で、半永久的に効果が持続します。

といっても、合成殺虫剤のように人体やペットに害があるわけではありません。

というのも、腎臓がある生物はホウ酸を体外に排出できるからです。

逆に、腎臓が無い生物(ゴキブリやシロアリなど)がホウ酸を摂取すると、排出できないまま体内に蓄積されます。

そのため、代謝が止まり死に至るわけです。


ただ、ホウ酸には水に溶けるという短所があります。

そのため、湿気や雨漏りがあると能力を発揮できません。

床下だけでなく、押し入れや玄関の湿気も大敵です。


国土交通省の調査によると、シロアリ被害の多くは、防除処理の保証期限が切れてから数年の内に再発しています。

そのため、専門家による定期の床下点検を充実させ、再処理を含めたメンテナンスを、適切な時期に実施することを提言しています。

しかし、最近の家づくりの方法では、人が床下に潜って作業するのは難しいですよね。

床下だけでなく、壁の間も被害を確認しにくいのが現状です。

そんな事情もあり、長期間効果を発揮するホウ酸の普及率は高まっています。


 新居で暮らし始めると、持ち家ならではの訪問営業に遭遇します。

その中には、シロアリ業者による『無料』床下点検もあります。

あなたも聞いたことがあると思いますが、床下や天井など、一般の人が見えない部分の無料点検からの高額契約による被害相談は、とても多いんです。


今日お話ししたことは、覚えておいて損はありません。

シロアリ予防にも悪徳業者対策にも、きっと役立つと思いますよ。

posted by まさき at 10:38| 日記