2020年01月08日

家づくりの取り組み方 ⒉

建築資金について。
【 住宅ローンは損得を重視しますか?それとも… 】


新築時期や住宅ローンを決める時、

「低金利のうちに新築した方がお得」

「年収が同じくらいの世帯でも新築しているから、我が家も何とかなる」

「金利の変動は不安だけど、変動金利を選ぶ人は多いし…」

と、漠然とした考えで計画を進めようとしたことはありませんか?


金利の変動は、確かに注目すべきことです。

しかし、新築に適したタイミングは世帯によって異なります。

また、年収は同じでも支出は異なります。

子どもの数や年齢によって、今後必要になる教育費は大きく変わります。


住宅ローンの選択理由も、他の世帯の選択を理由にしてはいけません。

変動金利は、常に金利上昇に対する不安がつきまといます。

住宅ローンの金利の見直しは、半年ごとに行われます。

しかし、もし返済中に金利が上昇しても5年間は返済金額は変わりません。

仮に返済金額が増えたとしても、1.25倍が限度なので、

その意味では計画が立てやすいかもしれません。

ただし、毎月の利息額が返済額より高くなった場合、

元金が減らないだけでなく、未払いの利息が積みあがっていきます。

(これを「未払い利息」といいます)

すると、当初予定期間内に返済することができず、

返済計画は大きく狂ってしまいます。


そんなリスクを減らすため、変動金利を選ぶ際は、

・金利が上昇しても柔軟に対応できる余力を確保しておく

・金利の上昇に備えて、借り換えなどの対応策を検討しておく

などの対応策も考えておくようにしましょう。


ところで、あなたは、

「頭金無しでも新築できます」

というセールストークを聞いたことはありますか?

頭金不要でも、手付金や仲介手数料、仮住まい費用や引っ越し代など、

現金で対応しなければならない場面があります。

住宅ローンに組み込める場合もありますが、ある程度の現金は必要です。


ちなみに、国交省の平成30年度住宅市場動向調査によると、

昨年度の自己資金比率は、

・土地を購入した注文住宅新築・・・31.2%

・建て替え・・・64.2%

・分譲戸建住宅・・・21.8%

・分譲マンション・・・34.1%

・中古戸建住宅・・・・36.5%

・中古マンション・・・42.2%

となっています。

あなたは、この数字をどう思いますか?


頭金の負担を軽くして住宅ローンの負担を増やすか、

頭金を負担して住宅ローンの負担を減らすか、

頭金を負担するなら、安全予算はどれくらいか…。

全世帯に共通する答えがあると助かるのですが、

残念ながら、正解はそれぞれの家庭によって異なります。


金利動向や景気の良し悪しなどの外的要因で

購入時期を決めるのは避けましょう。

他の世帯のライフプランではなく、

あなたのお宅のライフプランに合わせた

無理のない返済計画を立てましょう。


たくさんの情報に触れていると、

知らず知らずのうちに外的要因を判断基準にしてしまうことがあります。

判断基準がずれると、あなたの家庭に合った資金計画はできません。

家づくりの計画は、ライフプランに合わせて進んでいますか?

時々確かめてみましょう。
posted by まさき at 10:14| 日記

2020年01月05日

2020年

あけましておめでとうございます。
今年も耳寄りな情報をお届けしたいと思います。
よろしくお願い致します。
新年を迎え、今年こそマイホームをとお考えの方に家づくりの取り組み方についてお届けします。
【 『今より生活水準を上げる』くらいを目安にしましょう。 】


家づくり経験者が新築した動機を調べたところ

「アパートの隣室の騒音を我慢する生活から解放されたいと思ったから」

「賃貸より持ち家の方が精神的にものびのびと暮らせるから」

「子どものため、環境の良い場所で暮らしたいから」

「庭がある家での生活を楽しみたかったから」

「社宅の人間関係に疲れたから」

「寒さや暑さを我慢する今の生活が苦痛だから」

「耐震性や防犯性に優れ、安心できる家で暮らしたいから」

など、さまざまな声がありました。


それらに共通するのは、

「今より、もっと幸せに暮らしたい」

という願いです。


つまり、家づくりとは、より幸せに暮らすための『手段』に過ぎないということです。

新築を決意した段階では、多くの人が本能的に理解しています。


ところが、住宅展示場で豪華な家々を見たり、オシャレな家での生活が紹介されている住宅情報誌など、様々な媒体に触れていくうちに考え方が変わる人がいます。

新居に対する要望が増え、いつの間にか、家づくりが『手段』から『目的』になってしまうんです。


『手段』だと理解していた時には

「病気など、不測の事態で収入に変動があっても対応できる予算にしよう」

と思っていても、それが『目的』となると、

「生活を切り詰めれば返済できる金額だから大丈夫」

と考え、それを間違いだとは気付きません。

「要望をあれもこれも満たす家なんだから、幸せに暮らせないはずがない」

と思うのかもしれませんね。


しかし、ゆとりの無い予算を組むと、精神的な余裕は持てなくなります。

もう一人子どもが欲しいと思っても、たまには家族でのんびり旅行を楽しみたいと思っても、それらの夢を叶えることはできません。

逆に、

「もし夫婦のどちらかが入院したら?」

「もし子どもが私立大学に進学したいと言ったら?」

と、常にお金の心配が付きまといます。

そんな不安を何十年も抱えたまま生活するのはつらいことでしょう。


家づくりは、あなたと家族が幸せに暮らすための『手段』の一つです。

そのほかの『手段』として

・年に一度は家族旅行をし、家族との時間を満喫する

・半年に一度は帰省し、三世代交流を楽しむ

などを計画しているなら、それを叶えるための予算が必要です。


ゆとりある予算を組めば精神的な余裕が生まれます。

精神的な余裕があれば、不測の事態にも対応しやすいものです。


資金計画を立てる際は、『建てる前より生活水準が上がる』くらいを目安にして、安全予算を守りましょう。


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2020.1.5 三岳山
posted by まさき at 09:20| 日記

2019年12月17日

【 お風呂づくりで後悔しないために 】


こんにちは。

身体の疲れだけでなく、心の疲れのケアにも役立つお風呂。

そのため、新居の浴室づくりに気合が入る方も多いようです。

例えば、

「浴室テレビを設置して、のんびりと半身浴したい」

「ミストサウナで髪や肌のケアをしたい」

「大きな浴槽で、ゆったりとくつろぎたい」

「ヒノキ風呂にして、毎日温泉気分を味わいたい」

などなど…。


自宅に居ながら温泉やエステに通うのと同じ満足感を味わえるとしたら、

初期費用が多少高くなっても欲しいですよね。


でも、ちょっと待ってください


その設備を採用することで、掃除の負担は増えませんか?

定期的なメンテナンスや、

耐用年数に応じた部品交換などの手間を負担に感じませんか?

浴槽を大きくした分、水道光熱費は増えますが大丈夫ですか?


例として取り上げたミストサウナもそうですが、

照明器具や換気設備など、住まいに関する設備には寿命があります。

ほとんどの設備の耐用年数は10年です。

耐用年数が来たら交換するか除去するか。

その際の費用はどのように準備するか。

そんな話し合いも、最初にしておきましょう。


入浴の終わりに浴室全体をシャワーで洗い、

スクイージーで水分を除去すると、カビの予防に役立ちますよね。

しかし、凹凸があると丁寧に拭かないといけないので面倒です。

適切な換気ができていれば大丈夫ですが、

換気不足で湿気がこもったままだと、すぐにカビが生えてしまいます。

なので、フック一つにしても、

それが不要な設備なら設置しない方が賢明でしょう。


なお、最近主流の「水はけが良い床」は、全体に凹凸があります。

一般的なスポンジでは、溝の汚れを落とせません。

ブラシやたわしなら落とせますが、

その固さによっては床を傷つけることもあります。

その細かな傷が原因で、やがて全体が黒ずんで見映えが悪くなることもあるんです。


今の住まいより新居の浴室は広くなりますか?

浴室が広くなると、当然ですが掃除の負担は増えます。

新しい設備が増えると、それぞれに適した掃除やメンテナンスが必要になります。

ヒノキ風呂などの個性的な浴室の場合、対応できない業者もいます。


癒しの時間を楽しむために創意工夫したはずの浴室が、

ストレスの原因になったという声は少なくありません。

・設備の寿命やメンテナンス

・掃除の注意点

・対応できる業者

・メリットとデメリット

など、浴室づくりの際は、いろんな角度からチェックしましょう。

そうすれば、きっと後悔が少なく満足度の高い浴室になることでしょう。

ただし、長風呂しすぎて家族に心配を掛けないよう気を付けてください。
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posted by まさき at 09:30| 日記