2025年01月08日

用途地域

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

あなたは、土地を探すときに『用途地域』を確認していますか?

 

住居、商業、工業などの目的で土地を利用するとき、

その周辺に同じような目的の建物が集まっていると、

目的に合う環境が守られます。

 

では、一戸建てを建築できるのはどんな用途地域なのでしょう。

将来のトラブルを避けるには、どんな点に注意したら良いのでしょう。

 

                   

 「あなたの新居に適した用途地域は?(その1)」    

 

 

■第一種低層住居専用地域

 

2階建て程度の低層住宅の住環境を保護するための地域です。

小中学校、小規模な店舗、診療所なども建築できます。

 

 

■第二種低層住居専用地域

 

主に2階建て程度の低層住宅の住環境を保護するための地域です。

小中学校、コンビニなど1502以下の店舗を建築できます。

 

 

■第一種中高層住居専用地域

 

3階建て以上の中高層住宅の住環境を保護するための地域です。

病院、大学、5002以下の店舗などを建築できます。

 

 

■第二種中高層住居専用地域

 

主に3階建て以上の中高層住宅の住環境を保護するための地域です。

病院、大学のほか、15002以下の大型店舗なども建築できます。

 

 

■第一種住居地域

 

住居の環境を保護するための地域です。

30002以下の中規模の店舗、事務所、ホテルなども建築できます。

 

 

■第二種住居地域

 

主に住居の環境を保護するための地域です。

100002以下の店舗、事務所、ホテル、カラオケボックスなどのほか、

環境への影響が少ない小規模工場も建築できます。

 

 

■平屋や2階建て住宅を建てたいなら

 

たとえば、平屋や2階建て住宅を計画している方が、

第二種住居地域の土地を選んだとします。

 

購入した頃は低層住宅に囲まれていたとしても、

将来、隣に大きな建物ができて、日当たりが悪くなるかもしれません。

騒音やプライバシーに関するトラブルも心配です。

 

親御さんによっては、近所に娯楽施設があることを

子どもの教育に悪いと感じるかもしれません。

 

新築したい地域にどんな建物を建築できるか知ることで、

将来のトラブルの可能性についても予想できます。

 

あなたが平屋や2階建ての新居を建てるとしたら、

どの用途地域まで許容できますか?

 

 

「静かな環境を何より重視したい」

という方は、店舗も小規模で、人の出入りがある程度限られる

第一種低層住居専用地域を好ましく感じるかもしれません。

 

一方、コンビニや飲食店を利用する機会が多い方や、

大型の商業施設への利便性を求める方にとっては、

第一種低層住居専用地域は避けたいと思うかもしれませんね。

 

今回は6つの地域についてでした。

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posted by まさき at 08:20| 日記

2024年06月15日

非常食。

【ローリングストックは、非常食のストレス軽減に役立ちます】

 

こんにちは。

 

能登半島地震をきっかけに、防災への関心が高まっているそうです。

地震などの災害が発生すると、

・自助(自分の身を自分で守ること)

・共助(周囲の人たちと助け合うこと)

・公助(国や自治体による救助や支援のこと)

が必要だと言われています。

 

自分の身を自分で守るには、

・自宅の耐震性や耐火性を高める

・雨戸や飛散防止フィルムなどでガラスの飛散を防ぐ

・感震ブレーカーを設置して通電火災を防ぐ

・家具を固定して転倒やケガを防ぐ

・非常食や常備薬などを備蓄する

などの方法があります。

 

その中で、今日は非常食の備蓄についてお話しします。

 

備蓄量の目安は、最低でも3日分、

できれば1週間以上が望ましいとされています。

 

非常食には、アルファ米、乾パン、カップ麺、レトルト食品、缶詰

など様々な種類があります。

 

しかし、賞味期限を優先すると、

自分の味覚に合わないものがあるかもしれません。

 

断水や停電で気が滅入る中、

食事にまでストレスを感じるのはつらいですよね。

 

そこでおススメしたいのが『ローリングストック』です。

 

ローリングストックとは、

普段の食料を3〜7日分ほど多めに買い置きし、

賞味期限が近いものから消費して、

『食べたら補充』を繰り返す方法のことです。

 

非常時にしか食べない非常食だと、

必要になった時、賞味期限が切れている恐れがあります。

非常食の味や量が自分に合わないこともあります。

 

しかし、日常的に食べ慣れた食品を備えるローリングストックなら、

災害時でも自分の好みに合う食品を楽しめます。

 

チョコレートやジュースなどの菓子や嗜好品は、

さらなるストレス軽減も期待できます。

 

なお、食品を買い足すときは、主食となる炭水化物だけではなく、

たんぱく質・ビタミン・ミネラルといった栄養バランスにも配慮しましょう。

 

ドライフルーツ、野菜ジュース、ロングライフ牛乳など、

日持ちするおいしい食品を探すのは楽しいものです。

 

根菜類など、日持ちする野菜を普段から多めに買い足したり、

干し野菜やフリーズドライの野菜を揃えておくのもいいですね。

 

ローリングストックに「お湯を注ぐだけ」

「温めるだけ」「そのままで大丈夫」という食品も揃えておけば、

体調を崩した時や大忙しな時も重宝しますよ。

 

 

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posted by まさき at 16:14| 日記

2024年05月30日

「液状化」

【 土地を選ぶ時は、液状化リスクも調べましょう 】

 

こんにちは。

 

能登半島地震のように、大きな揺れが発生すると地盤が液状化することがあります。

 

国土交通省によると、過去の地震では、

埋立地や干拓地、低地の盛土造成地や砂鉄や砂利などを採取して埋め戻した土地、

台地・丘陵部の谷埋め盛土造成地等の人工改変地で顕著な液状化被害が発生しているとか。

 

敷地が液状化すると、建物が傾いた、り水道管やガス管が破損する恐れがあります。

傾いた際に建物が損傷すると、土地も建物も修復しなければならないため、

復旧するまで長期間の不便な生活を強いられます。

 

となると、土地選びの際はできるだけ避けたいですよね。

では、液状化しやすい場所を調べるにはどうしたら良いのでしょう。

 

自治体は、

『液状化危険度予測図』『液状化マップ』などの名称で、

液状化のリスクが高い場所を紹介しています。

 

『ハザードマップ』で複数の災害リスクを紹介している場合もあるので、

それらをぜひ確認してください。

 

また、

・図書館で過去の地図を調べる

・不動産会社に地歴を尋ねる

・法務局で登記簿を調べる

・国土地理院で過去の地図や航空写真を調べる

・地元住民に尋ねる

などの方法でも、土地の歴史を知ることができます。

 

調べた結果、

「昔は沼や池だったようだ」

「どうやら砂を多く含む地盤らしい」

「埋め立ててから数年程しか経っていないようだ」

などのリスクが判明したら、そこはできるだけ避けましょう。

 

リスクがある場所に新築するなら、液状化対策をしましょう。

 

液状化を防ぐには、

・地盤改良して、地盤の強度や水分量を調整する

・建物の重さを軽くする

・建物の重さのバランスを調整し、地盤への負荷を均等にする

など、さまざまな方法があります。

 

担当者と相談し、その土地に合う対策を検討したいですね。

 

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posted by まさき at 15:02| 日記